【50代必見】今から年金を確実に増やす4つの現実的な方法

【50代必見】今から年金を確実に増やす4つの現実的な方法 年金と老後資金

50代になってから、
こんな不安を感じていないでしょうか。

「年金、これで本当に大丈夫なのか。」

「もう50代だし、今から年金を
増やすなんてできないのではないか。」

実際、年金相談でも
この質問はとても多いです。

 

しかし実は、50代からでも
年金を増やす方法はあります。

しかも、その中にはほとんどの人が
知らないこともあります。

知っているだけで、老後に受け取るお金を

数十万円〜数百万円増やすことが出来る

ようになります。

ただし、ここで大事なのは
単にその方法を知ることではありません。

もっと重要なのは、

「プロがどう判断するのか」

という視点です。

 

例えば、

・今から年金を増やすべきなのか
・それとも別の方法を考えるべきなのか
・繰下げ受給は本当に有利なのか

実はこれ、人によって答えが変わります。

 

年金制度を知らないと損します

 

今回のテーマである

「50代から年金を増やす現実的な方法」

ですが、特に重要なのは次の4つです。

・任意加入制度
・加給年金
・繰下げ受給
・50代からの働き方

この4つを知っているかどうかで、
老後に受け取る年金額が数十万円、
場合によっては数百万円変わる
可能性があります。

 

繰り返しますが、ここで大事なのは、
単にそれらの方法を知ることでは
ありません。

実際の年金相談では、

「この制度を使えば必ず得です」

というような単純な答えになることは、
ほとんどありません。

なぜなら、年金の判断は

・貯蓄
・働く予定
・家族構成
・生活費

など、その人の状況によって
大きく変わるからです。

 

この記事では
「50代から年金を増やす現実的な方法」
をテーマに、

「現役FPとして実際にどう考え、
どう判断するのか」

その思考プロセスを実況形式で
解説していきます。

知らないと損する制度もありますので、
ぜひ最後までお読みください。

 

今の日本の年金の現実

 

最初に今の年金の現実を見てみましょう。

実際、

「年金だけで生活できるのか」

という疑問を持つ人が
とても多いと思います。

 

実際の数字を見てみます。

厚生労働省のデータでは、
厚生年金を受給している人の平均額は
月およそ14万円となっています。

 

ここで一度、
少しイメージしてみてください。

もし毎月の収入が14万円だったら、
生活はどうなるでしょうか。

・家賃
・食費
・光熱費
・医療費
・通信費

これらを合わせると、多くの家庭では
月20万円以上かかるケースが多いです。

総務省の家計調査でも、
高齢夫婦世帯の生活費は
月22万円〜25万円程度となっています。

 

年金が月14万円だとすると、
単純に計算しても

毎月8万円〜10万円程度の不足

が出ることになります。

1年で考えると、約100万円の差です。

 

さらに、
老後は20〜30年続く可能性があります。

もし20年間続くとすると、

2,000万円前後の差

になることもあります。

これが、よくニュースなどで聞く
「老後2,000万円問題」の背景です。

 

もちろん、
すべての人が同じ状況ではありません。

・退職金がある人
・貯蓄が多い人
・働き続ける人

など、人によって条件は違います。

ただ、多くの人が感じている
「老後のお金の不安」の正体は、
実はこの年金と生活費のギャップなんです。

だからこそ、50代になったタイミングで

「年金はどれくらいもらえるのか」
「今からできる対策はあるのか」

を考えることは、とても重要になります。

 

50代からでもできることは
いくつかあります。

ここから、現実的に年金を増やす方法を
順番に見ていきましょう。

 

50代から年金を増やすためにできる4つのこと

 

ではここから、

「50代からでもできること」

を見ていきましょう。

50代になると、
「もう遅い」と思ってしまう人がとても
多いんですね。

しかし実際には、
50代からでもできる対策は
いくつかあります。

 

もちろん、20代や30代のように
「これから30年40年運用する」
というような長い時間はありません。

ですが制度を知っているだけで
老後に受け取るお金を増やすことが
出来るようになります。

ここでは50代から年金を増やす方法を
大きく4つに整理してお話しします。

 

一つ目は、「任意加入制度」です。

これは国民年金の加入期間が
足りない場合に、追加で加入できる
制度です。

これによって、将来の年金額を少しずつ
増やすことができます。

 

二つ目は、「加給年金」です。

これは条件を満たすと、
配偶者がいる人に家族手当のような形で
年金が上乗せされる制度です。

この制度は知らない人がとても多いですが、
条件が合えば年間数十万円変わります。

 

三つ目は、「繰下げ受給」です。

年金は65歳から受け取るのが原則ですが、
受け取りを遅らせると受け取り額が増えます。

例えば、70歳まで繰下げると
42%増やすことが出来る仕組みになっています。

ただし、これは
「必ず得になる制度」ではありません。

「繰下げ受給」につきましては、
以下の記事で詳しく解説していますので、
ぜひご覧ください。

【900万円の損!?】年金の繰上げ・繰下げ
|何歳で元が取れる?損益分岐点を解説

 

そして四つ目は、「50代以降の働き方」です。

実は年金設計というのは、
単に「いくらもらうか」だけでは
ありません。

・何歳まで働くのか
・どれくらい収入があるのか
・生活費はいくらかかるのか

こうした要素も含めて、
老後の収入全体を考える必要があります。

つまり、年金の問題というのは
「制度の問題」というよりも、
「人生設計の問題」なんですね。

 

ここから先は、
今お話しした4つの方法について

・どんな方法なのか
・どれくらい増える可能性があるのか
・どんな人に向いているのか

という点を、FPの視点で実況しながら
一つずつ解説していきます。

 

50代から年金を増やす方法① 任意加入制度

最初に紹介するのが、
「任意加入制度」です。

この制度は、年金相談をしていると
「そんな制度があるんですか?」
と驚かれることがとても多い制度です。

まず、年金の基本から
簡単に整理しておきます。

 

国民年金は、
40年間加入すると満額になります。

20歳から60歳までの40年です。

この40年をすべて納めると、
現在の金額で年間およそ84万円に
なります。

 

つまり、

「1年間加入すると、
年金は約2万円増える」

計算になります。

ここで問題になるのが、
実際には40年きっちり加入している人
ばかりではないということです。

・未納期間がある
・転職や失業の期間がある
・免除期間がある

こうした理由で、
加入期間が足りない人は
少なくありません。

このときに使えるのが、
「任意加入制度」なのです。

 

この制度を使うと、

60歳以降でも払い続ける

ことができます。

つまり、足りなかった加入期間を
追加することができるんですね。

 

例えば加入期間が38年だったとします。

この場合、満額まで2年足りません。

そこで、60歳から2年間任意加入すると、
満額近くまで増やすことができます。

仮に年間2万円増やすことが出来るとすると、
2年で約4万円増えることになります。

 

一見すると、「それだけ?」と
思うかもしれません。

しかしここで重要なのは、
年金は一生続く収入だということです。

もし20年間受け取れば、
2万円 × 20年で約40万円になります。

30年受け取れば、60万円です。

 

つまり「任意加入」というのは、
小さな積み上げで

「老後の収入を増やす制度」

なんですね。

 

ただし、
ここで一つ大事なポイントがあります。

それは、全員が使える制度ではない
ということです。

すでに40年加入している場合は
対象になりません。

満額以上の国民年金は
もらえないからです。

 

また未納がある場合は、
「追納制度」という別の制度になるこ
ともあります。

なので、自分が対象になるのかどうかは、
一度年金記録を確認してみることが
大切です。

 

そして、FPとして相談を受けるときは、
この制度を「使った方がいいです」と
単純に勧めるわけではありません。

まず確認するのは、

・65歳時点の貯蓄
・働く予定
・生活費

です。

なぜなら「任意加入」は
将来の収入を増やす制度だからです。

もし、すぐに生活費が必要な場合は、
別の選択肢を考えなくてはなりません。

つまり制度そのものよりも、
その人の状況が重要なんですね。

 

50代から年金を増やす方法② 加給年金

次に紹介するのが、「加給年金」です。

これは簡単に言うと、

「年金の家族手当」

のような制度です。

 

会社員の給与でも、配偶者がいると
「家族手当」がつくことがあります。

それと似たような仕組みが、
年金にもあるんです。

条件を満たすと、年間約40万円前後
年金に上乗せされ、
増やすことが出来るようになります。

 

ここで一度、数字で考えてみましょう。

もし年間40万円増やすことが
出来るとすると、

10年間で約400万円

になります。

20年間なら800万円近い差になります。

つまりこの制度を知っているか
知らないかだけで、老後のお金が
大きく変わる可能性があるんですね。

 

では、どんな人が
対象になるのでしょうか。

主な支給要件は次の通りです。

・受け取る本人の厚生年金加入期間が
20年以上

・配偶者が65歳未満

例えば、夫が65歳で
年金を受け取り始めたとき、
妻がまだ65歳未満の場合。

その期間は加給年金がつく可能性が
あります。

 

ここでよくあるケースを一つ紹介します。

夫が65歳で受給開始、
そして妻は60歳だとします。

この場合、妻が65歳になるまでの5年間、
加給年金がつく可能性があります。

もし年間40万円だとすると、
5年間で約200万円です。

これ、かなり大きいですよね。

 

ただし、ここで一つ注意点があります。

妻が65歳になって、
自分の年金を受け取り始めると、
加給年金は終了します。

しかしその代わりに

【振替加算】

という仕組みに変わる場合もあります。

このあたりは制度が少し複雑なので、
自分のケースを確認することが大切です。

 

FPとして年金相談を受けるときは、
まず必ず夫婦の年齢差を確認します。

年齢差が大きい場合、
この加給年金がかなり重要な収入に
なることがあります。

逆に年齢が近い場合は、
期間が短くなることもあります。

 

つまり年金というのは
“個人の制度”というよりも“夫婦の制度”
なんですね。

年金の設計を考えるときは、
必ず夫婦全体の金額を見ていく必要が
あります。

この加給年金も、条件が合えば
老後の収入を大きく増やすことが出来る
方法の一つです。

 

50代から年金を増やす方法③ 繰下げ受給

 

次に紹介するのが、「繰下げ受給」です。

年金は原則として
65歳から受け取る仕組みになっています。

しかし、受給開始年齢を遅らせることで
受給額を増やすことができます。

これが「繰下げ受給」です。

 

具体的には、年金は1ヶ月遅らせるごとに
0.7%増やすことが出来る仕組みになっています。

これを1年で考えると、
8.4%増になります。

そして、70歳まで繰下げると、
年金額は42%増になります。

 

ここで一度、数字で考えてみましょう。

65歳で受け取る年金が
月15万円だったとします。

もし70歳まで繰下げると、
42%増やすことが出来るので、
月21万3千円になります。

 

つまり、
毎月6万3千円増える計算になります。

1年間で考えると、75万6千円です。

もし20年間受け取れば、
1,512万円 の差になります。

かなり大きな数字ですよね。

 

ただし、ここで必ず出てくる質問が
あります。

それは、

「じゃあ、繰下げした方が得なのか?」

というものです。

 

実は、必ずしも“繰下げが得”とは
限りません。

なぜなら、繰下げ受給には
一つ大きな前提があるからです。

それは“長生きすること” です。

 

70歳まで繰下げた場合、
65歳から69歳までの5年間は
受け取れません。

もし年間180万円の年金だった場合、
5年間で900万円を受け取らないことに
なります。

その代わり、
70歳から年金が増えるわけです。

 

つまり、
ここには【損益分岐点】があります。

この損益分岐点は、だいたい

81歳~82歳になるケースが多い

です。

つまり81歳~82歳より長く生きれば、
繰下げの方が有利になる可能性が
高くなります。

逆にそれより早く亡くなると、
65歳受給の方が
結果的に多く受け取ることになります。

 

この損益分岐点については、

【900万円の損!?】年金の繰上げ・繰下げ
|何歳で元が取れる?損益分岐点を解説

の記事で詳しく解説していますので、
ぜひそちらも参考にしてみてください。

 

FPとして年金相談を受けるとき、
この「損か得か」だけで判断することは
ほとんどありません。

私がまず確認するのは、

・65歳時点の貯蓄
・65歳以降も働く予定
・生活費

です。

 

貯蓄が十分あり、
生活費にも余裕がある場合は、
繰下げ受給はとても合理的な選択に
なることがあります。

一方で、生活費がギリギリの場合は、
早めに受け取った方が
精神的な安心につながることもあります。

つまり、繰下げ受給は
「必ず得になる制度」ではなく、
人生設計の中で考える制度なんですね。

 

50代から年金を増やす方法④ 働き方

ここまで、年金を増やす制度について
いくつか紹介してきました。

ただ、年金の話になると多くの人が

「いくらもらえるのか」

という点だけに注目してしまいます。

 

しかし実際には、老後の収入というのは
年金だけで決まるわけではありません。

もう一つ大きな要素があります。

それが「働き方」です。

 

最近は60歳や65歳で
完全に引退する人よりも、
何らかの形で働き続ける人が
増えています。

・再雇用で働く
・パートやアルバイト
・自営業
・フリーランス

など、
働き方はかなり多様になっています。

ここで出てくるのが、

「在職老齢年金」

です。

 

「在職老齢年金」とは、65歳以降に
働きながら年金を受け取る場合、
給与と年金の合計によって年金の一部が
調整される仕組みです。

「働くと年金が減る」

と聞いたことがある人も
いるかもしれません。

ただ実際には、
完全になくなるわけではなく、
収入とのバランスで
一部が調整される仕組みです。

 

例えば、65歳以降も
月5万円でも収入があるとします。

年間では60万円になります。

これが10年続けば、600万円です。

年金を少し増やすことと同じくらい、
働き方も老後の収入に
大きな影響を与えます。

 

そしてもう一つ大事なのが、
働くことにはお金以外の意味もある
ということです。

・社会とのつながり
・生活リズム
・健康

こうした面でも、
仕事を続けることがプラスになる場合が
あります。

もちろん、無理をする必要はありません。

大事なのは、

「何歳まで働くのか」
「どれくらいの収入があるのか」

を、考えておくことです。

 

お金のプロであるFPが確認する3つのポイント

ここまで、
50代から年金を増やす方法として

・任意加入制度
・加給年金
・繰下げ受給
・働き方

この4つを見てきました。

 

ただ、ここで一つ大事なことがあります。

それは、

「どれか一つが
正解というわけではない」

ということです。

 

年金相談をしていると、

「結局どれが一番得なんですか?」

と聞かれることがあります。

しかし実際には、この質問は、
人によって答えが変わります。

だからこそ、
FPとして相談を受けるときは、
まず次の3つを確認します。

 

まず一つ目は、65歳時点の貯蓄です。

貯蓄が十分ある場合、
生活費に余裕があります。

そうすると、
繰下げ受給などの選択肢を
取りやすくなります。

逆に、貯蓄が少ない場合は、
早めに受け取ることで、
生活の安心感を作ることも大事に
なります。

 

二つ目は、
65歳以降も働く予定があるかです。

もし何らかの形で
月5万円でも収入があるとすると、
それだけで老後の収入は
かなり変わります。

つまり、年金の設計というのは
年金だけで考えるものではなく、
収入全体で考えるものなんですね。

 

そして三つ目は、「生活費」です。

これはとても重要です。

生活費が月25万円必要な家庭と、
月18万円で生活できる家庭では、
答えがまったく変わります。

だからこそ、FPとしては

「これが一番得です」

というような
単純なアドバイスはしません。

 

まず、その人の

・生活費
・貯蓄
・働き方

を見て、
その人に合った設計を考えます。

 

年金というのは、よく

「いくらもらえるか」

という話になりがちです。

しかし本当に重要なのは、

「いくらあれば安心して生活できるか」

という視点です。

 

年金は、投資のように
「最大化するもの」ではありません

むしろ、

「老後の生活を安定させるための
安心の仕組み」

です。

だからこそ、
制度を知ることはとても大切です。

知らないだけで、
本来受け取れるはずのお金を
受け取れないこともあります。

 

そして、もう一つ大事なのは、
年金は50代からでも
増やす設計を見直すことができる

ということです。

 

ここでお話しした内容を、
ぜひ一度自分や家族の状況に当てはめて、
考えてみてください。

 

50代からでも年金を増やすのは遅くない

 

今回は、50代から年金を増やす
現実的な方法についてお話ししました。

ポイントをもう一度整理すると、
50代からでもできる対策は

・任意加入制度
・加給年金
・繰下げ受給
・働き方

この4つです。

そして大事なのは、
年金そのものよりも、その人の状況です。

 

・貯蓄はどれくらいあるのか
・65歳以降も働く予定があるのか
・生活費はいくらなのか

こうした条件によって、
考え方は大きく変わります。

迷ったら、プロの判断基準を
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FP実況中継でした。