突然ですが、あなたに質問です。
もし今、
と言われたら、
どう思いますか?
おそらく多くの人は、
今すぐやりたい」
と思うはずです。
本当にiDeCoで大丈夫ですか?
実際、最近のYouTubeやSNSでは、
「節税しない人は損」
「老後資金作りの最強制度」
こんな言葉をよく見かけます。
すると、多くの人はこう考えます。
「iDeCoもやった方がいい」
「とりあえず始めた方がいい」
しかし、
ここで少しだけ考えてください。
本当に、
なのでしょうか?
実は、FP相談の現場では、
逆のケースもあります。
「こんなにお金が動かせないとは
思わなかった」
「NISAにしておけば良かった」
という相談です。
なぜ、
そんなことが起きるのでしょうか。
理由は簡単です。
多くの人は、
【節税】ばかり見ていて、
【制約】を見ていないからです。
ここで、
iDeCo最大の特徴をお話します。
60歳まで自由に引き出せません。
病気になっても、引き出せません。
失業しても、引き出せません。
住宅購入資金が必要になっても、
引き出せません。
つまり、
でもあるんです。
世の中では、
「節税=得」と考えられがちです。
しかし、
ファイナンシャルプランナーとしては、
そう単純には考えません。
年収によって、
節税効果は大きく変わります。
所得税率によっても、変わります。
家計状況によっても、変わります。
つまり、
得しない人が存在する
ということです。
実際にFP相談では、
iDeCoではなく貯金だった
というケースもあります。
逆に、
というケースもあります。
つまり大切なのは、
iDeCoをやることではありません。
「自分に合っているか」なんです。
この記事では、
まで、現役FPとして、
包み隠さず実況中継します。
そして記事の最後には、
ではなく、
を判断できる状態に
なっているはずです。
なぜなら、
老後資金作りで本当に重要なのは、
流行に乗ることではなく、
だからです。
それではここから、
FP視点で冷静に実況中継して
いきましょう。
iDeCoについて徹底解説します
ではまず、
この記事で何が分かるのか、
最初に整理しておきましょう。
なぜなら、iDeCoという制度は、
なんとなく良さそう
で始める人と、
仕組みを理解して始める人
で、20年後、30年後に
大きな差が生まれるからです。
実際FP相談でも、
こんな方が非常に多いです。
いいんですよね?」「NISAと何が違うんですか?」「節税になるなら始めたいです」
もちろん、こう考えること自体は
悪いことではありません。
ただ、ここで重要なのは、
老後資金制度
だということです。
つまり、
ということなんです。
この記事では、その判断材料を、
FP視点で実況中継していきます。
iDeCoとは何か
まず最初に、
そもそもiDeCoとは何なのかを
解説します。
ここを誤解している人が
かなり多いです。
国が運用してくれる制度と
思っている人。
絶対に増える制度と思っている人。
NISAと同じ制度と思っている人。
しかし、実際は違います。
iDeCoとは、
自分で運用する年金制度
です。
まずはここを、
超わかりやすく整理します。
なぜここまで注目されているのか
次に、
なぜ今iDeCoが人気なのかを
解説します。
背景には、
年金不安
があります。
さらに、
があります。
なぜ今、
これほどiDeCoが話題に
なっているのか。
なぜ多くの人が、
やらないと損と言っているのか。
その理由を整理します。
iDeCo最大のメリット
ここは、多くの人が
気になっている部分です。
実際、iDeCo最大の魅力は、
です。
しかしこの記事では、単に
という話では終わりません。
ファイナンシャルプランナーとして、
を、現実的に見ていきます。
年収300万円の人と、
年収800万円の人では、
節税効果は違います。
つまり、
全員が同じだけ得するわけでは
ありません。
ここを数字で実況していきます。
多くの人が知らない落とし穴
ここが、このテーマの最重要部分です。
なぜならYouTubeなどでは、
「iDeCo最高」
「節税最強」
という話は多いですが、
デメリットまで詳しく説明している
動画や記事は、意外と少ないんです。
✔ 元本割れする可能性がある
✔ 手数料がかかる
✔ 思ったほど節税にならない人もいる
などがデメリットになります。
ファイナンシャルプランナーとしては、
メリットだけで判断する人が、
一番危険だと思っています。
ですからこの記事では、
都合の悪い話も、
しっかりお伝えします。
iDeCoが向いている人
次に、
どんな人がiDeCo向きなのかを
解説します。
✔ 長期運用できる人
✔ 余裕資金がある人
です。
実際のFP相談でも、
というケースがありますが、
それがどういう人なのかを、
具体例を挙げながら、
実況していきます。
iDeCoが向いていない人
そして、ここもかなり重要です。
実は、iDeCoをやらない方が
いい人もいます。
・近いうちにお金が必要な人
・まず貯金を優先すべき人
などです。
iDeCoは全員やるべきという
話もありますが、
FPとしては、そうは思いません。
制度は、
合う人と合わない人がいます。
その判断基準を、
この記事でお伝えします。
FPはどう判断しているのか
そして最後に、
実際の相談現場で、
FPは何を見ているのかを
実況します。
FPは、
「iDeCoをやるべきです」とは、
すぐには言いません。
まず、
・年収
・貯金
・家族構成
・老後不足額
を確認します。
その上で、
本当に必要なのかを判断します。
この記事を最後まで読むと、
iDeCoは良い制度か?
ではなく、
を判断できるようになります。
iDeCoとは何か
まず最初に、
を解説していきます。
FP相談をしていて感じるのですが、
多くの人は、
くらいのイメージで始めています。
YouTubeを見ても、
「老後資金が作れる」
「やらないと損」
という話が多いです。
もちろん、
それ自体は間違いではありません。
しかし、FPとして思うのは、
安易に始めない方がいい
ということです。
なぜなら
メリットが大きい代わりに
制約も大きい制度
だからです。
まずは、
その仕組みから見ていきましょう。
iDeCoを一言で言うと?
iDeCoを一言で説明すると、
です。
正式名称は、
【個人型確定拠出年金】です。
名前だけ聞くと、難しそうですが、
考え方はシンプルです。
↓
自分で運用する。
↓
60歳以降に受け取る。
たったこれだけです。
つまり、
自分で準備する年金
なんです。
公的年金との違い
日本には、公的年金として
・厚生年金
があります。
これは原則として、
です。
しかし、iDeCoは違います。
加入するかどうかは、
自分で決める制度です。
つまり、任意加入です。
ですので、
加入しなくても問題ありません。
ただ加入すれば、
将来受け取れるお金を
増やせる可能性があります。
iDeCoのお金は誰が運用するのか
ここは、かなり誤解が多い部分です。
相談者の方から、
よくこんな質問を受けます。
国が運用してくれるんですか?」
そうではなく、
iDeCoは自分で運用商品を選びます。
定期預金を選ぶ人もいれば、
投資信託を選ぶ人もいます。
バランス型商品を選ぶ人もいます。
どれを選ぶかで、
将来の結果は変わります。
つまり、
iDeCoに入れば増える
ではなく、
なんです。
iDeCoとNISAの違い
ここで、多くの人が混乱するのが、
です。
以下の記事で、NISAを解説しました。
NISAを老後資金対策として
考えている人へ|
“NISAは本当に得なのか”を
FPが本音で解説
NISAも、
になる制度です。
では、何が違うのでしょうか。
FPとして、超簡単に説明すると、
iDeCoは不自由
です。
NISAなら、
必要になったら売ることが出来ます。
・教育費が必要になった
・車を買い替えたい
そんな時は、売却できます。
一方、iDeCoは、
んです。
ここが最大の違いです。
なぜ60歳まで引き出せないのか
ここで、
疑問を持つ方もいると思います。
「なぜそんな不便な制度なの?」
理由はシンプルで、
だからです。
国としては、途中で使わず、
老後まで残してほしいわけです。
だから、強力な節税メリットを
付ける代わりに、
途中で引き出せないというルールを
作っています。
つまり、
なんです。
iDeCo最大の特徴
FPとして考えると、
iDeCo最大の特徴は、
“増えること”ではありません。
です。
多くの人は、
【節税】ばかり見ています。
しかし、本当に重要なのは、
なんです。
40歳で始めたら、
20年間使えない可能性が
あります。
50歳で始めても、
10年間使えない可能性が
あります。
だからFPは、節税額よりも、
を先に確認します。
FP相談でよくある勘違い
実際の相談では、
こんなケースがあります。
「節税になるなら、
毎月5万円やります」
しかし、家計を見てみると、
・住宅ローンあり
・子どもの教育費もこれから
だったりします。
こういう場合、私はまず、
「ちょっと待ってください」
と言います。
引き出せないからです。
これは
「iDeCoが悪い」というのではなく、
んです。
まずは、いつでも引き出せる
です。
iDeCoはなぜ注目されているのか
iDeCoが人気になった理由は、
単に「節税できるから」だけでは
ありません。
その背景には、日本人が抱える
があります。
ここを理解すると、
なぜこれだけ多くの人がiDeCoに
関心を持っているのかが
見えてきます。
年金だけでは不安という人が増えた
まず最大の理由は、
です。
ここ数年、
FP相談でも非常に増えています。
「老後資金はいくら必要ですか?」
「2,000万円問題は本当ですか?」
という相談です。
でもお話ししていますが、
老後のお金は、
「年金だけ」で考える時代では
なくなってきています。
夫婦で年金を受け取っていても、
・医療費
・介護費
・物価上昇
などがあります。
すると、多くの人が、
と考えるんです。
その選択肢の一つとして、
iDeCoが注目されているわけです。
老後2,000万円問題の影響
次に大きいのが、
です。
この言葉を聞いたことがある方も
多いと思います。
この問題が話題になったことで、
多くの人が初めて、老後のお金を
計算するようになりました。
それまで、
「年金があるから何とかなる」
と思っていた人も、
と考え始めたんです。
その結果、
として、iDeCoやNISAに
注目が集まりました。
「節税」が分かりやすいから
iDeCo最大の人気理由は、
【節税】です。
投資信託の話になると、
難しく感じる人もいます。
しかし、
と言われると、
誰でもイメージしやすく
なります。
だから、
iDeCoは広がりやすいんです。
毎月2万円積み立てるとすると、
年間では24万円です。
その24万円が、
所得控除の対象になります。
すると、所得税や住民税が
軽くなる可能性があります。
この
というのが、
iDeCo人気の大きな理由です。
ここで注意したいのが、
多くの人は、
【節税額】ばかり見ています。
しかし本当に見るべきなのは、
です。
ここは後ほど詳しく解説します。
国も後押ししている
iDeCoが広がっている背景には、
国の方針もあります。
日本は少子高齢化が進んでいます。
つまり将来、
支えられる人が増える
ことになります。
そのため、公的年金だけではなく
自助努力も必要という流れに
なっています。
その代表的な制度が、
なのです。
つまり国としても、
という方向なんです。
銀行預金では増えない時代
次の理由は、
です。
以前は、
銀行に預けているだけでも、
ある程度お金が増えました。
しかし現在は、
預けて増やすというより、
時代です。
そうなると、
が課題になります。
そこで、
投資を活用する制度として、
iDeCoが注目されているわけです。
SNSとYouTubeの影響
ここ数年で、
特に影響が大きかったのが、
です。
実際にFP相談でも、
という人は非常に増えています。
それは多くの動画が、
✔ 節税しない人は損
✔ 今すぐ始めよう
という内容になっているからです。
もちろん、
間違いではありません。
しかし、FPとしては、
ここで少し冷静になってほしいと
思っています。
なぜなら、
「あなたに合っている」は別問題
だからです。
FP相談で実際に増えているケース
最近、
特に増えている相談があります。
それが、
次はiDeCoですよね?」
という相談です。
実際、流れとしては自然です。
↓
老後が心配になる。
↓
iDeCoも気になる。
しかしここで、
ファイナンシャルプランナーとしては、
「すぐにやりましょう」
とは言いません。
まず確認するのは、
・住宅ローン
・教育費
・家計収支
です。
なぜなら、
からです。
つまり、
注目されているからやる
ではなく、
が正解なんです。
FPとしての結論
iDeCoが注目されている理由は、
✔ 老後2,000万円問題
✔ 節税メリット
✔ 国の後押し
✔ 預金だけでは増えにくい時代
があるからです。
iDeCoは制度としては
非常に優秀です。
しかしFPとしては、
人気だから始める
ではなく、
を先に考えてほしいと
思っています。
なぜならiDeCoは、
「節税制度」である前に、
だからです。
iDeCoの節税メリット
ではここから、多くの人が
一番気になっている部分です。
について解説していきます。
ここまで見てきたように、
iDeCoには、
という大きな制約があります。
それなのに、なぜ多くの人が
利用しているのでしょうか。
答えはシンプルです。
からです。
実際、FP相談でも、
どれくらい得なんですか?」
という質問は非常に多いです。
ただ、
ここで先に結論を言いますが、
全員が同じだけ得するわけでは
ありません。
ここが、
あまり語られない部分
です。
ファイナンシャルプランナーは、
単に、
節税になる
ではなく、
を計算します。
この記事では、
その考え方を実況中継します。
なぜ節税になるのか
まずは、
節税の仕組みを理解しましょう。
通常、会社員でも自営業でも、
収入から税金が計算されます。
ところが、iDeCoで積み立てたお金は、
になります。
ここが最大の特徴です。
毎月2万円積み立てた場合、
年間では24万円です。
この24万円を、
なかったことに近い形で
税金計算できます。
その結果、
これがiDeCo最大の魅力です。
具体的にいくら得するのか
それでは、
実際の数字で見てみましょう。
・年収500万円
毎月2万円、年間24万円を
iDeCoへ積み立てるとします。
この場合、
所得税と住民税を合わせると、
おおよそ、
税負担が軽くなるケースがあります。
つまり、24万円積み立てながら
になるということです。
ここが、
多くの人が魅力を感じる理由です。
これを10年・20年続けると
どうなるでしょうか
年間4万円節税したとします。
20年続ければ、80万円の節税です。
30年続けば、120万円になります。
つまり運用利益とは別に
ということも十分あり得ます。
1年間では、
わずか数万円の節税ですが、
30年後の老後の100万円以上は、
かなり大きな金額です。
と呼ばれる理由は、
まさにここにあります。
FPが驚く「節税を放置している人」
実際のFP相談でもあります。
・会社員
・50代
・老後不安あり
という方。
しかし、iDeCoには未加入です。
計算してみると、
節税効果になる
こともあります。
10年なら、50万円〜80万円です。
漠然と老後を不安に思っているだけで、
何もしないと、これだけの節税効果を
無駄にしていることになります。
自分の老後は、
自分で守るしかないのです。
実は高所得者ほど有利
iDeCoは、
全員平等に得する制度ではありません。
所得によって差が出ます。
なぜでしょうか。
答えは【税率】です。
年収300万円の人と
年収800万円の人が、
同じ金額を積み立てても、
税率が違います。
つまり高所得者ほど
傾向があります。
ここは、FPが必ず計算する部分です。
同じ2万円でも差が出る
AさんとBさんがいます。
Aさんは年収400万円。
Bさんは年収800万円です。
どちらも、
毎月2万円iDeCoに積み立てます。
年間では、24万円です。
ここまでは同じです。
しかし、
税金の計算になると違いが出ます。
年収400万円の場合
まずAさん。
年収400万円の場合、
所得税率は概ね5%から10%程度です。
住民税10%を加えると、
合計で約15%前後の節税効果に
なります。
年間24万円を積み立てると、
です。
つまり、年間約3万6,000円
税金が軽くなる可能性があります。
年収800万円の場合
次にBさん。
年収800万円の場合、
所得税率は20%前後になるケースが
多いです。
住民税10%を加えると、
約30%になります。
すると、
です。
つまり、年間約7万2,000円の
節税効果になる可能性があります。
積立額は同じなのに
AさんもBさんも、
です。
しかし、節税額は、
Bさん=約7万2,000円
です。
なんと、約2倍の差があります。
つまり、税率が高い人ほど
んです。
20年間続けるとどうなるか
それでは、
これを20年続けたらどうなるでしょう。
Aさん
Bさん
です。
しかもこれは、
しています。
つまり、節税だけの話です。
運用益まで考えれば、
差はさらに大きくなります。
実は運用益も非課税
さらに、iDeCoには
もう一つメリットがあります。
それが、
です。
これはNISAと似ています。
例えば、
投資信託で利益が出た場合、
通常なら税金がかかります。
しかしiDeCoでは、
運用中の利益にも税制メリットが
あります。
つまり、「積立時」だけでなく、
「運用中」も優遇されるのが
iDeCoなのです。
これが大きいんです。
受取時にも優遇がある
実はiDeCoは、「積立時」だけではなく、
「受取時」にも、税制優遇があります。
ここを知らない人は意外と多いです。
受取方法によっては、
や、
が使える可能性があります。
つまり、
↓
運用時
↓
受取時
この3段階で優遇される制度なんです。
これが、iDeCoが
最強の節税制度と言われる理由です。
節税だけで判断しない
多くの人は、
と聞くと、
「じゃあ、やります」
となります。
しかし、
ファイナンシャルプランナーとして
考えるのは、
何を失うか
です。
40歳で始めると、60歳までの20年間、
お金を引き出せません。
つまり、iDeCoは
なんです。
ここを理解しないと、
後悔につながります。
iDeCoは節税制度である前に、
だからです。
iDeCoの「見えない利回り」
ここは、FP相談でよく話す部分です。
例えば、
年間積立額が24万円で、
年間4万円節税できるとします。
そうすると、
↓
4万円節税
です。
つまり、何もしなくても
があるような状態です。
もちろん、
これは投資利益ではありません。
しかし、
なんです。
これが、iDeCoが強力な制度と
言われる理由です。
ただし何度も言いますが、
ことは忘れないで下さい。
【節税】よりも、
困らないか
です。
iDeCoの見えない落とし穴
ここまでお話ししてきましたが、
iDeCo最大の落とし穴は、
です。
しかし、多くの人に見えていない
落とし穴もあります。
それが、
です。
iDeCoは、預金ではありません。
投資信託を選べば、価格は上下します。
100万円積み立てたとしても、
90万円になることもあります。
80万円になることもあります。
もちろん、長期運用で回復する
可能性もあります。
しかし、
のです。
これはNISAも同じです。
手数料も意外と見落とされる
また意外と見落とされるのが、
です。
iDeCoには、
運営管理手数料などがあります。
1回ごとの金額は大きくなくても、
10年20年積み重なると、
無視できません。
「節税効果」だけでなく、
必要があります。
受取時に税金がゼロとは限らない
これも、意外と知られていません。
確かに、
積立時や運用時の節税効果は強力です。
しかし受取時には、
受取方法によって、
税金が発生するケースもあります。
もちろん、
や、
があります。
しかし、
完全に税金ゼロとは限りません。
受取時の設計も、
あらかじめ決めておくことが
重要になります。
NISAとの違いで考える
ここで、NISAを思い出してください。
NISAは、
制度です。
✔ 住宅購入
✔ 教育費
必要になれば、現金化できます。
一方、iDeCoは
60歳まで現金化できません。
結論を言えば、
です。
つまり、制度の優劣ではなく、
目的が違うんです。
iDeCoより「貯蓄」を優先するケース
実際のFP相談では、
「iDeCoをやめた方がいい」
とお伝えすることもあります。
・住宅ローンあり
・子どもの教育費これから
のような場合です。
私はまず、
現金を増やしましょうと言います。
なぜなら、その人に今必要なのは、
節税ではなく、
だからです。
iDeCoについてのよくある誤解
ここでは、ここまでの復習の意味で、
iDeCoについて、
をまとめておきます。
実はFP相談の現場では、
制度そのものよりも、
によって失敗している人が
非常に多いんです。
つまり、iDeCoが悪いのではなく、
後悔する可能性がある
ということです。
誤解① iDeCoはやらないと損
最近よく聞きます。
「節税しないともったいない」
「やらない人は損している」
という言葉です。
しかし、
ファイナンシャルプランナーとしては、
と思っています。
なぜなら、
向いている人と向いていない人が
いるからです。
先ほども例に出しましたが、
・貯金100万円程度
・住宅ローン残高あり
・教育費はこれから発生
このようの人。
このケースでは、
の方が重要です。
つまり、
iDeCoをやらない=損
ではありません。
本当に大切なのは、
です。
誤解② iDeCoなら必ずお金が増える
✔ 老後資金制度だから安全
✔ 増える前提の制度
と思っている人が多くいます。
しかし、これは違います。
iDeCoは、投資商品ではなく、
です。
投資先として何を選ぶかによって、
結果は変わります。
投資信託を選べば、
増える可能性もあります。
しかし逆に、
減る可能性もあります。
つまり、
iDeCo=増える
ではありません。
正しくは、
です。
誤解③ 節税額=得した金額
ここも大きな誤解です。
年間5万円節税と聞くと、
と感じる人がいます。
しかし、FPはそう考えません。
なぜなら、その代わりに、
からです。
「20年間で100万円得する」
確かに魅力的です。
しかしその間に、
値下がりする
というリスクがあります。
前項でお話ししたように、
iDeCo=増える
ではありません。
資金が拘束されている間に、
減る可能性もあるわけです。
iDeCoをやる以上は、
の両方を考える必要があります。
誤解④ NISAよりiDeCoの方が上
これもよく聞きます。
どちらが得ですか?」
という質問です。
実は、この質問自体が少し違います。
なぜなら、
からです。
NISAは、
です。
必要になれば売却できます。
一方、iDeCoは、
です。
つまり、「どちらが上か」ではなく、
なんです。
実際のFP相談では、
NISA向きの人もいますし、
iDeCo向きの人もいます。
場合によっては、
両方活用もあります。
誤解⑤ 節税額が大きいほど正解
これは危険です。
月1万円より、月3万円の方が
節税額は大きいです。
すると、
できるだけ多く入れようと
考える人がいます。
しかしFP的には、逆に考えます。
「無理していないか?」
を確認します。
なぜなら、
老後資金作りで最も重要なのは、
だからです。
途中で苦しくなってやめるなら、
意味がありません。
ファイナンシャルプランナーとしては、
を重視します。
誤解⑥ iDeCoは若い人だけの制度
40代や50代の方から、
よく相談があります。
という質問です。
確かに、20代から始める方が
有利なのは間違いありません。
しかし、
というわけではありません。
55歳で始めても、
は受けられます。
さらに、退職まで数年ある人なら、
活用できる可能性があります。
つまり、
んです。
誤解⑦ iDeCoをやれば老後は安心
iDeCoを始めると、
安心した気持ちになる人がいます。
しかし、老後資金はiDeCoだけで
決まるわけではありません。
老後のお金は、
・貯蓄
・退職金
・働き方
・医療費
・介護費
など、すべてが関係します。
つまり、
なのです。
決して
万能というわけではありません。
iDeCoをやる上で重要な考え方
iDeCoで失敗する人は、
場合が多いです。
本当に考えるべきなのは、
です。
また
iDeCoが良い制度だからやる
のではなく、
のです。
この考え方ができると、
iDeCoだけでなく、
も大きく変わってきます。
iDeCoが向いている人
ここまで、
✔ iDeCoの節税メリット
✔ iDeCoの落とし穴
について解説してきました。
ここで多くの人が思うはずです。
実際、FP相談でも一番多い質問ですが、
FPとしての答えは、
「人によります」
としか言えません。
少し無責任な答えに
聞こえるかもしれませんが、
本当にそうなんです。
なぜなら、「良い制度」と
「あなたに合う制度」は
別だからです。
向いている人の共通点
まず結論から言います。
iDeCoが向いている人の共通点は、
です。
実はこれが全てです。
節税も大事。
運用も大事。
しかし、
FPとして最も重視するのは、
なんです。
・途中で必要になる予定がない
・生活費にも影響しない
そんな人は、
iDeCoと相性が良いんです。
年収が高い人
iDeCoとの相性が良い代表例で、
です。
なぜなら、
節税効果が大きくなるからです。
年収350万円の人と
年収800万円の人では、
同じ金額を積み立てても、
節税効果は違います。
所得税率が高い人ほど、
が大きくなります。
つまり、
iDeCoの恩恵を受けやすい
んです。
例えば、
・年収700万円以上
・退職まで10年以上
という方は、
かなり相性が良いケースが
多いです。
老後資金を本格的に準備したい人
次に向いているのは、
です。
・住宅購入資金
・教育費
のためなら、
iDeCoは向いていません。
なぜなら、
途中で使う可能性があるからです。
しかし、
✔ 老後の不足資金
✔ 将来の年金補完
が目的なら、
iDeCoは非常に合理的です。
まさに、制度設計と目的が
一致しています。
NISAを既に活用している人
FP相談で多いのが、
という人です。
このケース、
iDeCoとの相性が良いことがあります。
なぜなら、
理解しているから
です。
NISAで積立経験がある人は、
相場が下がることも知っています。
長期運用の考え方も
理解しています。
そのため、iDeCoへ進んでも、
無理なく続けられるケースが
多いんです。
貯蓄が十分にある人
ファイナンシャルプランナーが
必ず確認するポイントが、
です。
なぜなら、何度も言いますが、
からです。
・貯金50万円の人
・貯金1,000万円の人
同じiDeCoでも、状況は全く違います。
後者なら、ある程度の緊急事態にも
対応できます。
つまり、
生活防衛資金が十分ある人は、
iDeCoとの相性が良いんです。
50代は実は相性が良いこともある
という相談がよくあります。
しかし、実はそうでもないのです。
・年収700万円
・貯蓄2,000万円
・退職まで10年
このような人の場合、
節税効果は非常に大きくなります。
さらに、老後も近づいているため、
という目的も明確です。
実は、iDeCoは50代だからこそ
活用価値が高いケースもあります。
公務員・会社員との相性
一般的に、安定収入がある人は、
iDeCoとの相性が良いです。
なぜなら、
からです。
特に、
✔ 公務員
は、長期で続けやすい環境に
あります。
FPとしても、
安定収入がある人には、
比較的提案しやすい制度です。
FPが実際に「向いている」と判断するケース
実際の相談を
イメージしてみましょう。
・年収650万円
・貯蓄1,500万円
・持ち家
・住宅ローン完済
・子ども独立
・NISA利用中
FPとして見ると、
かなりiDeCo向きです。
なぜなら、
✔ 教育費負担ほぼ終了
✔ 老後準備が明確
だからです。
このケースでは、
節税効果も大きく、
資金拘束のデメリットも小さい
ので、まさにiDeCoの制度を
活かしやすい人です。
iDeCoに向いていない人
ここまで見て、
「iDeCoって良い制度なんだな」
と思った方も多いと思います。
実際、制度としては非常に優秀です。
✔ 老後資金も作れる
✔ 運用益も非課税になる
しかし、ここでFPとして、
はっきり言います。
iDeCoは全員におすすめできる
制度ではありません
前項で「向いている人」について
解説しましたが、
それと反対の人が「向いていない人」
ということになります。
実際の相談現場では、
iDeCoより優先すべきことがある
ケースがかなりあります。
そこでここでは、
について、現場のリアルを
実況中継していきます。
貯金が少ない人
まずFPが最初に確認するのは、
「貯金額」です。
なぜなら、iDeCo最大の特徴は、
ことだからです。
貯金50万円
毎月ギリギリの生活
急な出費に弱い
こんな状況で、
毎月2万円をiDeCoへ入れる。
FPとしては、
かなり慎重になります。
このパターンで必要なのは、
なんです。
毎月赤字の人
これもかなり多いです。
手取り30万円
支出31万円
毎月1万円赤字の状態。
この状態で、
「iDeCoで老後対策します。」
と言われることがあります。
ファイナンシャルプランナーとして、
このパターンは言うまでもなく、
とアドバイスします。
赤字家計を放置したまま、
投資や節税をしても、
根本解決にならないからです。
まず必要なのは、
✔ 支出管理
✔ 家計改善
です。
教育費がこれからかかる人
FP相談で非常に多いケースです。
・高校生の子ども
・大学進学予定
のような人です。
今後、
・授業料
・仕送り
など、
大きなお金が必要になります。
このタイミングで、
iDeCoへお金を固定するのは
資金的リスクが伴います。
教育費は待ってはくれません。
FPとしては、
教育費の目処が立つまでは、
を優先します。
住宅購入や住宅ローンがある人
・住宅ローン返済中の人
・将来リフォーム予定の人
こういうケースでは、
使えるお金を確保しておくことが
重要です。
実際、築20年を超えると、
・屋根
・給湯器
・水回り
など、
大きな修繕費が発生します。
その時に、
iDeCoに入れたお金を使うことは
できません。
転職・独立を考えている人
ここは意外と見落とされます。
✓ 独立したい
✓ 働き方を変えたい
という人。
人生の変化が大きい時期は、
が非常に重要です。
しかし、iDeCoは
自由度が低い制度です。
そのため人生の転換期には、
ケースがあります。
また仕事を変えることで、
継続的な収入金額の確保が
重要になってきます。
iDeCoは毎月の積立継続が
大切ですので、
確実に収入が安定したら
始めるようにしましょう。
投資経験が全くない人
・値下がりが怖い
・相場変動に慣れていない
人です。
こういう方が、
いきなりiDeCoを始めると、
↓
怖くなった
↓
後悔した
となることがあります。
ファイナンシャルプランナーとしては、
まずNISAなどで、
という選択肢を
考えることもあります。
なぜなら、
からです。
しかし、iDeCoはできません。
この差は大きいです。
老後が近いのに貯金が少ない人
・58歳
・貯金100万円
・賃貸暮らし
この場合、FPとしては、
節税よりも、
します。
なぜなら、老後までの時間が
限られているからです。
そして、
現金不足になる方が高リスク
だからです。
あなたは本当にiDeCoを始めるべき人ですか?
結論的に言えば、
iDeCoが向いていない人とは、
・投資初心者
もそうですが、
本当に向いていない人は、
iDeCoに入れてしまう人
です。
ファイナンシャルプランナーとしては、
節税よりも、
を優先します。
もし今あなたが、
「やった方が得かな?」
で迷っているなら、
60歳まで本当に使いませんか?」
を、まず確認してください。
この質問に自信を持って
「はい」と答えられないなら、
かもしれません。
これが現場で
実際に相談を受けている、
現役FPとしての
リアルな判断です。
FPは「節税額」ではなく「不足額」を見る
では最後に、
このチャンネルのテーマでもある、
FPの判断実況
をやっていきます。
ここまで、
✓ iDeCoの節税メリット
✓ iDeCoの落とし穴
✓ iDeCoに向いている人
✓ iDeCoに向いていない人
を見てきました。
そして多くの方は、
今こう思っているはずです。
やった方がいいの?」
実は、FP相談でも
最後は必ずこの質問になります。
FPが最初に見る5つの数字
多くの人は、
「何を買えばいいのか?」
から考えます。
しかしFPは違います。
相談が始まると、私はまず、
この5つを確認します。
② 貯蓄額
③ 年収
④ 毎月の生活費
⑤ 老後の不足額
です。
これがほぼ全てです。
なぜなら、
もうすでにお話ししているように、
節税額よりも、
の方が重要だからです。
最も重要な老後不足額
FP視点では、
が最も重要です。
年金見込みが、
月18万円だとします。
そして、
老後生活費が月25万円
だった場合。
毎月、7万円不足です。
年間では、84万円不足です。
20年なら、
になります。
ここで初めて、
老後問題が数字になります。
FPは「節税額」ではなく「不足額」を見る
一般の人は、
に注目します。
しかしFPは、
を見ます。
年間5万円節税しても、
老後不足額が解決しないなら、
他の対策も必要です。
つまり、
iDeCoありきではなく、
なんです。
FPは最悪のケースを考える
ここが、
一般の人との最大の違いです。
多くの人は、
うまくいった場合を考えます。
しかしFPはまず、
を考えます。
・介護
・失業
・収入減少
・住宅修繕
などのリスクです。
その状態でも、
「生活できるか」を確認します。
これがFPのリスク管理です。
iDeCoで最も大切なポイントは、
です。
老後資金作りは、
短距離走ではありません。
20年30年続くマラソンです。
毎月5万円を
無理して積み立てるより、
毎月1万円を20年続ける方が
価値があります。
FP相談でも、
です。
「iDeCoをやるべきか」をまとめておきます
最後に、
今日の内容をまとめていきます。
ここまで、
というテーマを、
FP視点で実況中継してきました。
ここまで読んでくださった方は、
もうお気付きだと思います。
今回のテーマの結論は、
「iDeCoは得か損か」では
ありません。
本当に重要なのは、
なんです。
世の中には、
「節税しない人は損」
「老後資金作りの最強制度」
という情報がたくさんあります。
もちろん、iDeCoは
制度としては非常に優秀です。
実際、この記事で解説したように、
の3段階で
税制優遇があります。
これは他の制度と比較しても、
かなり強力です。
しかしFPとして、
この記事で一番伝えたかったことは
そこではありません。
iDeCoは
「節税制度」ではなく
と言うことです。
多くの人は、
iDeCoを見ると、まず、
を考えます。
しかしFPは違います。
まず考えるのは、
大丈夫か
ということです。
iDeCo最大の特徴は、節税ではなく、
だからです。
【節税」はあくまでも、
メリットの一つでしかありません。
実際、
年間5万円得することより、
ことの方が
問題になるケースがあります。
つまり、
節税メリットだけ見て判断すると、
後悔する可能性があるのです。
そんな時に、
引き出せないことを初めて
実感するのです。
これは決して、
iDeCoの制度が悪いわけでは
ありません。
ただ、
だけなんです。
老後資金作りで本当に大切なこと
今回の記事では、
iDeCoだけをテーマにしました。
しかし、本当は
もっと他に必要なテーマがあります。
からです。
老後のお金は、
・貯蓄
・退職金
・働き方
・住宅
・医療費
・介護費
そして、
✓ iDeCo
を組み合わせて考える必要が
あります。
では、この記事を読んだ後、
何をすれば良いのか。
FPとしておすすめするのは、
たった3つです。
ねんきん定期便を確認する
まず、
を確認してください。
多くの人は、
老後が不安と言います。
しかし、
年金額を知らない人が
ほとんどです。
まずは、
これがスタートです。
家計の現状を確認する
次に、
を確認してください。
FP相談でも、
「数字は分からない」
という方が非常に多いです。
老後資金作りは、
現状把握から始まります。
iDeCoを始める前に「使う予定」を確認する
そして最後に、
一番大切なことです。
使いませんか?
もし、
・住宅費
・介護費
・転職資金
などで使う可能性があるなら、
慎重になるべきです。
逆に、
老後まで使わないと
自信を持って言えるなら、
iDeCoは非常に有力な
選択肢になります。
iDeCoをやるかどうかではなく、
どう活用するかを考える
こと。
これが、
今回のテーマの全てと言っても
良いでしょう。
迷ったら、プロの判断基準を
このブログで手に入れて下さい。
FP実況中継でした。

