「65歳になったのに
貯金はほとんどなし・・・」
そんな不安を抱えている人は
決して少なくありません。
テレビやネットでは、
・年金だけでは生活できない
・老後破産
といった話題が
繰り返し取り上げられています。
そのため、
65歳で貯金がほとんどない人の多くは、
という強い不安を感じています。
65歳で貯金がないと老後は本当に厳しいのか?
確かに、
老後に十分な貯蓄があるに
越したことはありません。
しかし実際には、
・働く予定
・持ち家か賃貸か
・借金の有無
・毎月の生活費
によって状況は大きく変わります。
65歳で貯金が少ないからといって、
必ずしも老後生活が破綻するわけでは
ありません。
一方で、
現実を見ないまま過ごしてしまうと、
本当に苦しくなる可能性もあります。
今回は、この記事のテーマの通り、
「65歳で貯金なし」
そんな65歳男性の体験談をご紹介します。
定年を迎えた彼が、
どのように老後のお金と向き合ったのか。
そのリアルな経験をお伝えします。
65歳男性の生活体験談
私は65歳で定年退職しました。
会社には40年以上勤めました。
定年の日は、
「やっと終わったな」
という解放感がありました。
でも、その気持ちは
長く続きませんでした。
退職して数か月後、
私は人生で初めて本気でお金の不安を
感じることになります。
貯金がほとんど残っていなかった
現役時代は決して
収入が低かったわけではありません。
しかし、
・住宅ローン
・車の買い替え
・親の介護
などでお金が出ていきました。
気づけば、老後資金として
残っていたのはわずかでした。
退職金も住宅ローンの返済や
生活費で減っていき、
通帳を見るたびに不安になりました。
私は毎日のように、
なんて、
自分だけかもしれないと
思っていました。
ネットを見ると、
・老後資金3,000万円達成
・資産運用で成功
そんな話ばかりが目に入ります。
そのたびに、
「自分は失敗した人生だったのかな」
と思うようになりました。
妻には言いませんでしたが、
夜中に一人で将来のことを考えて
眠れない日もありました。
一番怖かったのは通帳残高ではなかった
実は、一番怖かったのは
残高そのものではありません。
「先が見えないこと」でした。
・年金だけで足りるのか
・あと何年働けるのか
何もわからなかったんです。
だから不安ばかりが大きくなりました。
家計を書き出してみた
そんな時、
以前に何気なく聞いていた言葉を
思い出しました。
考えがまとまらない時は
書き出すことで頭の中が整理される」
そんな言葉でした。
そこで、
・生活費
・固定費
・貯金
を全部書き出しました。
やはり何事も書き出すと
わかりやすくなるもので、
私たちは、
「もう終わりだ」
と思っていましたが、実際には
まかなえる状況
だったのです。
もちろん余裕はありません。
でも、
明日から生活できなくなるような
状態でもありませんでした。
66歳から再び働き始めた
その後、私は週3日だけ
働くことにしました。
現役時代ほどの収入はありません。
でも、月に数万円収入があるだけで
気持ちは全く違いました。
何より、社会とのつながりが
戻ったことが大きかったと思います。
働くことで、
自信も取り戻せた
気がしました。
「貯金なし=人生終了」ではなかった
以前の私は、
貯金が少ないことばかり
気にしていました。
でも今は、
・年金額を知る
・少し働く
・無理のない生活をする
ことのほうが大切だと思っています。
もちろん、もっと早く
準備しておけばよかったという
後悔はあります。
それでも、
ではありませんでした。
この体験談に対するFPとしてのアドバイス
この65歳男性のケースは、
実際によくある相談内容です。
多くの人が、
だけを見て不安になります。
しかしFPとして重要だと感じるのは、
貯金額よりも、
です。
「生活費はいくらか」
「家賃はあるのか」
「借金は残っているのか」
によって状況は大きく変わります。
実際、貯金が少なくても
安定して暮らしている人はいます。
逆に、多くの貯金があっても、
支出が大きく
不安を抱える人もいます。
また、
65歳以降は働き方の選択肢も
あります。
最近は、
・アルバイト
・シルバー人材センター
・再雇用
などを利用する方も増えています。
そのため、
ではありません。
ただし、
現実を把握することは重要です。
まずは、
を書き出して、
整理してみてください。
老後のお金の不安は、
から生まれることが
少なくありません。
この体験談の65歳男性と同じく、
「65歳で貯金なし」の状況で
不安に思っているなら、
まずは現状を数字で確認することから
始めてみてください。
不安の正体が見えるだけでも、
次に取るべき行動が見えてくる
はずです。
